黒獅子祭りに湧く長井市
5月18、長井市内はイベントが盛りだくさんだった。白ツツジマラソン、長井線と競争しよう、長井ダムでのバンジージャンプ、そして黒獅子祭りである。その中でも市街地を各神社の獅子が練り歩く黒獅子祭りは圧巻である。黒獅子舞は、各邑に祀られた神社に伝わるもので、千年もの間受け継がれて来たものである。最近の言葉で言うならばディープな祭りといえるかもしれない。
日本全国で、地域振興の切り札としたインバウンドに期待する傾向が強いように思えるが、一番大切なものはやはり地域の人々の熱気ではないだろうか。今年で34回目となるこの祭りの実現に情熱を傾けた方がいた。当時の長井市観光協会の会長である。その方は、黒獅子舞こそが、自分たちが誇るべきものだと語っていた。今年の観客には外国からのお客様も多かったという。34年後の祭りを、元会長はどんな思いで見ているだろうか。
以前、写真家宮嶋康彦氏と街歩きツアーを実施した際に、宮嶋さんは「黒獅子が練り歩く街を大切にして欲しい」と語られたことを思いだす。
以前開催した「まつりの記憶展」はこちらから
→ 「まつりの記憶」展を開催:おらだの会 (samidare.jp)
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【おらだの会】 写真は2012年の駅前での獅子舞(永山さん提供)
2024.05.20