「駅を思う」写真展
広田泉さんに続いて仲井裕一さんの写真展をご案内します。仲井さんは昨年の8月に長井線を応援する写真家7人展?に作品を出品してくれた方です。仲井さんの作品は駅の待合室やホームに佇む人を中心にしたものが多くあり、とても印象深く感じたことを思い出します。仲井さんにとって今回が初の個展だそうですが、テーマからも作品の素晴らしさが想像できるようです。WEBに載っている仲井さんのメッセージを紹介します。
日本には9,000ほど現役の駅があります。どの駅も、その街のシンボルとして、その地に住む人々や訪れる人々をあたたかく迎え入れています。鉄道を利用する人だけでなく、誰かを迎えに来る人、散歩の休憩で駅舎のベンチに腰掛ける人、そんなさまざまな人が集まる場所です。
そして、駅は私に出会いの大切さを教えてくれた存在でもあります。ときには彼女のためにテーブルを列車で運ぶ男性、ときには10年越しに四国八十八ヶ所の巡礼を終えたばかりの人…さまざまな出会いがありました。列車が来るまでの数分間、出会った人と会話をして写真を撮ることで、その地の空気が体の隅々まで行き渡るようにも思います。そんな駅の魅力、出会いの大切さを、この作品を通して多くのみなさんと共有できればと思っています。
仲井さんの作品を鑑賞しながら、道の駅や街の駅とは違う「駅の魅力」を改めて考えてみたいものだ。
昨年の「7人展?」の様子はこちらから
→ 『7人展?』? 百年目に語らう:おらだの会 (samidare.jp)
仲井裕一写真展「会遇〜駅」
期 間:2024年3月7日(木)〜4月9日(火)
10:00〜17:30 日曜・祝日休館
場 所:キャノンオープンギャラリー1
港区港南2−16−6 CANONS TOWER 2F