長井線リポート(31) 消えた駅名看板
宮内駅を出て南陽市役所駅に到着した。この駅は1988年(昭和63年)10月25日、山形鉄道の営業開始と共に開設された駅である。当時の為政者達の「長井線を守って行く」決意の表れであったのだろうか。ただ残念ながら現在は、長井線の中でも最も乗降客が少ない駅のようである。
ホームを見ると、何も書かれていない駅名看板が現れた。単に修繕作業中の一コマなのでしょうが、こうしてみるとホームという舞台には駅名看板が必要な装置であることに気づかされる。今はもう修繕が済んでいるだろうか。
駅舎のないホームであったとしても、四季の郷駅のように地元の人たちの思いを伝えることはできるものである。地元の人たちの顔が見えるのは嬉しいものだ。 旗が見えないのは寂しい。Show the flag!
【おらだの会】写真は2021年2月に撮影したものです。
2021.05.10