待合室に長井紬の紹介コーナーが出来ました。「長井紬の魅力」が詰まったパンフレットとテーブルセンターの見本が展示されています。さらに長井紬で作られた栞(しおり)は、渡源織物さんからのご厚意で、お持ち帰りできるそうです。「北限の紬」と言われる置賜地方の紬織は、遠く江戸時代まで遡ります。桑市や繭市が開かれるほどの地域の中核的な産業でした。長井線が実現できたのも、郡是製糸が誘致できたのも、養蚕と紬織物があったことが重要な要因だったのではないかと思います。確かな技術に裏打ちされ、素朴な中に品格のある長井紬をご覧になってください。
2020.03.16